マンション大規模修繕工事が始まると、リノシスから現場に足を運ぶのは主に建築技術部の社員になります。
管理組合様に代わり、各種の検査を通じ、品質・安全・工程等が適正かどうかチェックいたします。

そんな工事監理の現場ですが、今回は新人研修の一環として、営業部の若手社員3名が見学に行ってまいりました。引率は大ベテランの技術部長。
事前に安全帯の使い方も確認し、準備はバッチリです!
まずは屋上から枠組足場に移動。

当たり前なのですが、壁がない・・・。高所が苦手な営業メンバーに走る緊張感。慣れない足場を掴む手が離せません。
一方、頼れる技術部長は軽快な身のこなしで次々と職人さんに手直し箇所を指示し、メモと写真撮影を進めていきます。
ちなみにこの記録は、後日、監理報告書として管理組合様にお届けいたしますよ。 とても大事です。

この日は外壁塗装を中心にチェック。
工事監理の合間に、改修設計のポイントや仕様についてレクチャーを受ける場面もありました。
別日には、同マンションのゴンドラ足場を見学。

屋上からワイヤーロープで吊り下げたゴンドラに乗り、下階から上昇します。

こちらのマンションでは、工事中も1階駐車場の通行を妨げないように、またバルコニーの日照や風通しの影響を極力少なくする等の目的で、南面はゴンドラ足場を採用しています。
そうした仮設計画の考え方、ゴンドラの種類ごとの特性や使用時の注意点等、ゴンドラの知識について重点的に学びながら、見学を終えました。

営業の新人にとっては、足場による閉塞感や足音の響きをリアルに体感することも、現場研修ならではの貴重な経験です。
工事中の生活をより現実的に想像することで、居住者様との距離感もぐっと近づいたのではないでしょうか。
また、技術の視点から現場を見ることで、互いの業務内容への理解を深めるきっかけにもなります。
営業と技術が連携し、チーム体制でお客様により良いご提案ができるよう、リノシスコーポレーションでは、今後もこうした研修の機会を設けていきたいと思います。
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