リノシスコーポレーションでは、社員のスキルアップを図るため、定期的に社内研修会を開催しています。
10月某日は、社内研修会としては初の試みで、Web会議システムを利用して実施いたしました。
今回は名古屋事務所からの配信で、大阪本社、東京本社、横浜事務所はリモート参加。建築技術部、営業部あわせて35名が同時に受講しました。
テーマは〈改善工事の注意点及び法概念について〉、講師は弊社役員の大櫃(代表取締役)と田中(常務取締役)です。
マンション大規模修繕工事の際には、「改善工事」のご相談を受けることも少なくありません。例えば、駐輪場の増設、集会室の増築、エントランス改修、アスファルト舗装・・・などなど。
それぞれ留意すべき建築基準関係規定があり、付随する工事や建築確認申請が必要となる場合もあります。
本研修会では、弊社設立以来30余年の実績に基づく経験談を交えながらの解説で、そうした技術的な注意点を、具体的なイメージを持って学ぶことができました。
また、技術面のみならず、マンション管理組合様と入念な検討を重ねるべき要件や手順について教わることで、業務契約いただく責任の重さを改めて認識でき、参加者一人一人の心構えにも変化がみられたようです。
参加者から寄せられた感想を、一部抜粋してご紹介します。
Kさん
「まだまだ現場でもわからないことが多いですが、これから私自身の担当を持たせていただいた時にしっかりと留意すべき点として知っておこうと思いました。技術担当として、それを扱うプロ意識を常にもって業務にあたる。そんな気を引き締める一日となりました。」
Aさん
「改善工事を一つとっても様々なことに気を配らなければ居住者に喜んでもらえる工事ができないと感じました。学ぶことはたくさんありますが、よく調べ、よく聞き、これからの仕事に活かしていきたいと思いました。」
Fさん
「法体系の基本的な概念を明確にしつつ、実例を交えた改善工事の話をして頂き、私には不足している「気付き」を与えて頂きました。今回の「気付き」を自分事と捉え知識を深め、管理組合様からの要望に向き合いたいと感じました。」
皆さん、有意義な研修会となったようで何よりです。
初めてのWeb研修会は、通信の問題が起きることもなく、途中、講師から参加者に名指しで呼びかけたり質疑応答の時間を設けたりするなど、対面の講習会とほぼ変わらないライブ感のある進行で、あっという間の2時間でした。
参加者全員の音声をマイクで拾いづらい等の課題もありましたが、いつもよりも大人数で開催できるメリットもあり、今後も社員間の情報共有ツールとして活用していきたいと思います。
大人数での集会が難しい時勢ではありますが、より確かな技術力をもってお客様に高品質なサービスを提供できるよう、これからも全社体制での研修会を積極的に続けてまいります。
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