ひろしま国際建築祭① の続きです。

福山駅から電車で揺られ尾道へ。

次に訪れたのは、建築家・安藤忠雄氏の設計で2003年に改修された 尾道市立美術館。

ここでは 「ナイン・ヴィジョンズ|日本から世界へ 跳躍する9人の建築家」 が開催されています。

尾道市立美術館

建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー建築賞」を受賞した8組9名の建築家が出展しています。

槇文彦氏により設計されたヒルサイドテラスの模型
坂茂氏により考案された紙管と布の間仕切り「PPS」の展示

日本はアメリカと並び世界最多受賞国なんだそうです。

9人の建築家により手掛けられた作品が模型やスケッチで紹介されていて、それぞれの視点から「どのように建築が見えているのか」を学ぶことができる内容でした。

虫眼鏡リノビー

そして最後は、会場の一つであるホテル「LOG」に足を運びました。

LOGの入り口

「LOG」はホテルやカフェなどを有する複合施設です。

昭和38年に建てられた集合住宅をビジョイ・ジェイン氏率いる、インド建築集団「スタジオ・ムンバイ」がリノベーションしました。

LOG階段

外壁はやわらかなピンク色で塗装されていて、居るだけで心が癒されます。

LOG階段 試験施工のあと

この色を選定するまでには何カ月も試行錯誤されたそう。

壁面には色彩を決定するために行った試験のあとが残されていて、プロセスを感じられる一部となっていました。

LOGギャラリー内
LOGギャラリー内

ギャラリーでは建築模型や、使用された材料・素材が展示されていて、「LOG」がどのように生まれたのかを深く知ることができます。

日本とインドのデザインセンスが融合した素敵な空間、いつか泊まってみたいな。

リノビー

開催エリアは山と海に囲まれていて常に自然を感じることができます。

自然豊かな環境の中で、たくさんの建築に触れて大満足なリノビーなのでした。

瀬戸圏では初となる「建築」の祭典で、今回が第1回目。今後は3年に一度開催されるそうです。

会期は11月30日までですが、終了後も会場となった建物は訪れることができます。

ぜひ足を運んでみてくださいね。

では、またね。

(名古屋支店 担当K)