こんにちは。リノビーです!
今回は少し遠出して、広島で開催されている建築の祭典に行ってきました!

ひろしま国際建築祭
会期│2025年10月4日~2025年11月30日
開催地│広島県福山市、尾道市
テーマ│つなぐ—「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”
Architecture:A New Stance for Tomorrow
福山・尾道エリアの各施設では、テーマに沿った建築展示が行われています。
まず向かったのは「神勝寺 禅と庭のミュージアム」。
門をくぐって最初に出会うのは建築家・藤森照信氏の設計した社務所です。


神勝寺の敷地面積はなんと7万坪!
美しい庭園をくぐり抜けて、長い階段を上るとメイン会場となる本堂に着きます。

メイン会場では2つの展示が行われていて、そのひとつが「「成城の家」の写し — 丹下健三の自邸再現・予告展」です。

広島平和記念資料館を設計した建築家・丹下健三氏の自邸「成城の家」を、福山市の丘に再現するプロジェクトが進行しているそうです。
今回はその予告編として宮大工制作の1/3模型が展示されています。

1953年に建築された「成城の家」は1階がピロティとなっていて、2階に居住空間を置く独特の構成です。
その当時には珍しい形状で、まさに近代建築の象徴といえます。

別室では家具・資料なども展示されていて、イサム・ノグチがデザインした照明「あかり」にほっと癒されます。

もうひとつの展示は「NEXT ARCHITECTUREー「建築」でつなぐ新しい未来」。
5組の建築家が「海」「風景」「自然」「宇宙」「市民」をテーマに、未来の建築とその可能性について提案しています。

大屋根リングの設計で有名な建築家・藤本壮介氏の作品で、テーマは「海」。
瀬戸内海から着想を得て人・時間・自然を結びつける「場」の創造を軸に、未来の都市を描いた模型が展示されていました。


建築家・石上純也氏のブースでは「風景」をテーマに、実際に手掛けた「house & restaurant」の模型が展示されています。
地面を掘って作られた洞窟のような建築物で、その斬新なアイデアに驚かされます!

こちらはClouds Architecture Officeによる「宇宙」の展示の一部。
いつか火星で生活する日が来るのかな?なんてワクワクしちゃいます。

それぞれのテーマから建築の持つ自由さや、人・自然・文化に発展していく力の強さ、未来への可能性をしっかりと感じることができました。

展示を見た後は敷地内をお散歩。
神勝寺は彫刻家・名和晃平氏が率いる「SANDWICH」が手掛けたアートパビリオンも有名です。

庭園と建物をゆっくり楽しんで、心身ともにリフレッシュすることができました。
次回は尾道エリア編につづきます。
ではまたね。
(名古屋支店 担当K)

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