こんにちは。リノビーです!
今回は特別に無料公開されている紀尾井清堂に行ってきたよ!


紀尾井清堂は倫理運動を発信するシンボルとして建築家の内藤廣氏設計で、2020年に建設されました。
現在、「建築家・内藤廣 なんでも手帳と思考のスケッチ」が開催中!
「建築家・内藤廣 なんでも手帳と思考のスケッチ」
■会期
2025年7月1日~9月30日
(開館日 火・木・土曜)
※8月12日、14日、16日、9月23日を除く
■会場
倫理研究所 紀尾井清堂
東京都千代田区紀尾井町3-1
普段見ることが出来ない建物を見学できるなんて、またとないチャンスです。

1階ピロティの展示は「東日本大震災への鎮魂」18,800個のガラスピースを、リング状に再構築したインスタレーションが展示されています。

上部構造を支える4本の多角形柱は、柱頭部分が梁と柱に受ける荷重を合理的に捌くため六角形に広がっており、正方形の柱脚部分と角度が異なる面をつなぐ特殊な形の柱になっています。

また、床や壁に使われているタイルは、石州瓦の焼成窯で棚板として使われていた素材を再利用されているんだって。よく見ると所々釉薬が焦げ付いた跡のようにも見えますね。

2階吹き抜けには内藤廣氏の近著から、印象的なフレーズを抜粋し再編集したものが展示されています。

3階の回廊から外に出ると、コンクリートキューブとガラスの間の半屋外空間の階段に。コンクリートを覆うように設けられたガラスパネルには方立が無く、ガラスパネル相互に隙間が空いていて、すごい透明感が出ていますね。

杉板型枠の打放しコンクリートによる躯体トップライトは開口の形が頂部に向けて細く緩やかな曲線に形を変えています。どうやってコンクリートを打設したんだろうと考えちゃいますね。

建物を見ていると、細部のこだわりや素材など伝えたいことはいっぱいありますが、ぜひ直接見て感じてほしいなぁと思うリノビーでした。ではまたね!
(東京本社:担当者K)
Comments are closed.