夏の仙台研修旅 その①の続きです。
おはようございまーす。
朝ご飯をしっかりたべて、2日目も活動スタートです!
この日は朝から「瑞鳳殿」へ向かいました。
瑞鳳殿は仙台藩祖伊達政宗公の眠る御霊屋(お墓)です。
国宝にも指定されているそうだよ。
本殿までは、約70段の石段を登っていきます。
自然いっぱい。木漏れ陽をあびて足取りも軽くなるね。
石段を登りきった先では、
本殿の正面門である「涅槃門」がお出迎えしてくれました。
涅槃門には、青森檜葉を使った豪華な彫刻があしらわれているよ。
門をくぐり抜けていくと・・・
ついに到着!豪華絢爛な本殿とご対面です。
2001年に改修が行われ、創建当時の姿が再現されています。
造営は1637年だから・・・約400年前のものってこと!?
繊細な彫刻と、鮮やかな漆塗りに目を奪われる一同・・・。
職人さん達の技術力の高さに思いを馳せるリノビーなのでした。
お次も、伊達政宗公に所縁のある場所へ足を運びました。
国宝にも指定されている「大崎八幡宮」です!
社殿は1607年に伊達政宗公によって創建されました。
鳥居を潜り抜けて、参道を歩きながら社殿を目指します。
ずんずん歩いていくと、重要文化財である「長床」が。
本来、長床は礼拝を行う拝殿にあたります。
大崎八幡宮の長床は真ん中が通路になっていて、門の役割を果たしているみたい。
社殿に到着。全員で参拝します。
実は、大崎八幡宮は「必勝」のご利益で有名な場所なんです。
近くには、東北楽天イーグルスやベガルタ仙台など、スポーツチームの優勝祈願絵馬がたくさんありました。土地柄を感じるね!
ここにも瑞鳳殿同様の煌びやかな装飾が施されています。
大崎八幡宮は、現存する安土桃山時代の形式の社殿の中でも、最古のものなんだって。
安土桃山時代のパワーをしっかりもらってきました!
歴史的な建築に触れた後は・・・
いざ現代建築へ!!
建築家 伊藤豊雄氏の代表作品である
「せんだいメディアテーク」へお邪魔しました。
ここは市民図書館やカフェ、ギャラリーなどが入った複合施設。
市民の方の交流、情報発信の拠点となる場所です。
建築の教科書には必ず掲載されていて、平成を代表する建築の一つともいわれているんだ。
早速中に入ってみよう!
なんだか、不揃いなチューブがたくさん・・・
これらのチューブは、なんと柱の役割を果たしています。
電気や水道など、垂直動線を通すパイプとしても使われているんだ!
貫かれたチューブの先からは、陽の光がふりそそぎます。
フロアに自然な光が入りこんできて、どこにいても心地よかったな~
せんだいメディアテークはユニークな構造だけではなく、
インテリアにも緻密な設計がされています。
ここは図書館の天井。
本を読むのに眩しすぎないよう、あえて天井に光をあてています。
やわらかな優しい照明計画がされているんだね。
空間が広く感じるのは照明のせいなのかな?
この黒いフラワーチェアは、
建築家 妹島和世氏によってデザインされたもの。
特徴的なインテリアが、無機質な空間に映えます。
階段の上裏にはフランスの哲学者、ルフェーブルの名言が。
なんだか、せんだいメディアテークを表しているみたいだね。
“自由さと楽しさ”が極限まで追求された建築。
国内外問わず多くの人が訪れるのも頷けます。
リノビーも、なんだかクリエイティブになった気分!
楽しい時間はあっという間に、もう飛行機の時間です。
仙台で建築の幅広い技術や文化に触れて、もっともっと建築が好きになったリノビー。
仙台の魅力も、まだまだ勉強していかなくちゃね。
これにて夏の仙台研修旅終了!
では、またね。
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