こんにちは~。リノビーです。

3月は東京・日本橋の高島屋で開催していた展覧会に行ってきました。

プロペラリノビー

椅子とめぐる20世紀のデザイン展
会期│2024年2月29日~3月18日(終了しました)
会場│日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール

椅子とめぐる20世紀のデザイン展

椅子研究家・織田憲嗣氏のコレクションから厳選した100脚の椅子。

アール・ヌーヴォー、バウハウス、ミッド・センチュリー、イタリアン・モダンなど、各時代の代表的な名作を通じて、20世紀のデザイン変遷を辿ります。

撮影OKだったので、リノビーが気になった椅子をちょっとだけご紹介していくよー。

OKリノビー

第1章 20世紀の始まり アール・ヌーヴォー

アントニ・ガウディ「カーザ・カルベットのアームチェア」
アントニ・ガウディ
カーザ・カルベットのアームチェア

まずはサグラダ・ファミリアでおなじみ、ガウディの椅子。

無垢材のぬくもりとガウディらしい有機的な曲線美に癒されます。

チャールズ・レニー・マッキントッシュ「チェア《ヒル・ハウス》」
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
チェア《ヒル・ハウス》

続いてマッキントッシュの代表作。

梯子のような背もたれから別名“ラダーバック・チェア”とも呼ばれていて、格子のデザインは日本の建築空間に影響を受けているんだって。

第2章 デザイン革命  モダニズム

ヘリット・トーマス・リートフェルト「赤と青の椅子」
ヘリット・トーマス・リートフェルト
赤と青の椅子

リートフェルトの椅子は、配色がかっこいいね。座り心地がちょっと気になるところ。

リノビーが何年か前に行った「モンドリアン展」でも展示されていたよ。

フランク・ロイド・ライト「バレル・チェア」
フランク・ロイド・ライト
バレル・チェア

ライトの家具は建築作品ごとにデザインされていて、こちらはマーティン邸のためにデザインされたのが最初だそう。

高級感あふれる人気作です。

第3章 デザイン黄金時代  ミッド・センチュリー

ハンス・J・ウェグナー「チェアJH540(ヴァレット)」
ハンス・J・ウェグナー
チェアJH540(ヴァレット)

家具デザイナーであるウェグナーの椅子は、背もたれがハンガー、座面は引き起こしてズボン掛けになり、座面の下には小物入れまである優れもの。

1脚で身の周りのものをまとめられることから、 “ヴァレット(従者)チェア”や、“バチェラーズ(独身者)チェア”という別名で知られています。

ふむふむリノビー

時代を超えて愛される名作椅子。

単なる家具ではなく、その時代の文化や技術を反映したアート作品としての側面を実感できる、充実の展示内容でした。

実際に座ることができるコーナーもあるので、お気に入りの1脚を探すような気持ちで気軽に楽しむのもおすすめだよ。

大阪と名古屋でも巡回展が開催されるので、気になる方は行ってみてね。

大阪会場
会期│2024年3月27日〜4月14日
会場│大阪髙島屋 7階グランドホール

名古屋会場
会期│2024年4月18日〜5月5日
会場│ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階特設会場