こんにちは。リノビーです!
今回は滋賀県の中央部に位置する近江八幡市の八幡堀エリアに行ってきました。


「八幡堀」は安土桃山時代に豊臣秀次公(豊臣秀吉公の甥)が八幡山城を築城した際に整備された水路が始まりといわれています。
全長は約4.7kmで、城の防御機能に加え、市街地と琵琶湖を結ぶ水運の要として重要な役割を担っていました。
この八幡堀により船や人の往来が増えたことで商業が発達し、かの「近江商人」の発祥と発展に繋がったと言われています。

街を散策していると、八幡堀を和舟で遊覧する「八幡堀めぐり」の案内を発見。
リノビーも乗船してきました!


お堀を巡りながら、船頭さんが八幡堀の歴史や豆知識を教えてくれました。
現在では趣のある風景が楽しめますが、戦後は陸上交通が主流となったことで八幡堀は廃れ、一時期は埋め立ての予定まであったとのこと。
これに対し、地元の青年会議所の方々が「埋め立てた瞬間から後悔が始まる」というスローガンのもと清掃活動を行い、かつての美しい姿を取り戻したそうです!
現在では時代劇のロケ地としてもよく使われているんだって。

八幡堀めぐりを楽しんだ後は、お堀から徒歩約5分のところにある「日牟禮(ひむれ)八幡宮」に参拝してきました。


1800年近くの歴史があり、商売繁盛や厄除けのご利益があるとされ、近世以降は近江商人の守護神として信仰を集めたそうです。
毎年3月の「左義長祭」と4月の「八幡祭」は滋賀県を代表する火祭り神事として多くの人々で賑わうそうで、ぜひまた訪れてその迫力を体感したいと思います!
最後に、八幡宮に近接するロープウェー乗り場から八幡山に行ってきました。


地上から約4分で山上に到着。
大パノラマが広がります!

かつて八幡山城があった山頂には秀次公の菩提寺である「村雲御所瑞龍寺門跡」が京都から移築されています。


秀次公の母である瑞龍院日秀尼公が、非業の最期を遂げた秀次公の菩提を弔うために創建されたそうです。
代々、皇族や公家の女性が門跡(住職)に就かれ、格式高い寺院として知られています。
お寺の近くの展望台からは琵琶湖と近江八幡の街並みを見渡すことができました。


歴史上の人物たちもここからかつての街並みを眺めていたのかもしれない…と歴史に思いを馳せるリノビーなのでした。
豊かな文化と長い歴史を持つ八幡堀エリア。
大阪市内から電車で1時間弱で訪れることが出来るので、ぜひ皆さんも足を運んでみてください!
ではまたね。
(大阪本社 担当A)

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