リノシスコーポレーションでは、「技術研修会」を定期開催しています。
今回は防水メーカーの日新工業様にご協力を賜り、防水材料に関する知識のご説明から実際の施工体験まで、座学と実技の2段構成で研修を行っていただきました。
■日 時
11月12日(火)13:00~17:00
■場 所
日新工業株式会社 東京本社 4階会議室・研修センター
■参加者
建築技術部・営業部 計14名
今回の研修は主に若手社員向けということもあり、防水の基礎知識として防水材料の種類や、それぞれの特徴・施工方法について詳しくご解説いただきます。
基礎知識にあわせて、建物現地調査時に重要となる既存防水材料の確認ポイントと劣化の判断方法についてもレクチャーいただきました。
続いて研修センターへ移動し、各種防水材料の実技研修へ移ります。
施工方法は、図や説明だけでは理解するのが難しいポイント。実践できるのはとてもありがたいです。
まずは屋外にて火気の伴うアスファルト防水の施工見学から行いました。
1000度近くのバーナーを使って均一にあぶりながら溶着していくトーチ工法では、施工時のあぶり不足により施工不良を起こすことがあり、職人さんの技術力と経験が欠かせません。
室内へ移動して、実際に施工を体験させていただきます。
塗膜によって防水層を形成する「ウレタン塗膜防水」の施工を行います。
塗膜の厚みが防水性能に影響してくるのですが、実際に体験すると均一の厚みにするのはなかなか難しい・・・。
続いて塩ビシート防水の施工体験です。この工法は一般的に「機械固定工法」と呼ばれます。
シートの上に「ディスク」という部材を取り付けて機械で溶着し固定する工法です。
日新工業の社員さんに教えていただき、緊張しつつも無事取り付けることができました。
施工体験を通して、施工の難しさや材料の特性を詳しく理解することができ、監理時にチェックすべき点を学ぶことができました。
若手社員がメインとなる研修でしたが、引率したベテラン社員にとっても改めて防水材料の知識を再確認できる有益な機会となりました。
日新工業様、この度はご協力いただきありがとうございました。
設計監理業務に活かしていけるよう、定期的に研修会開催して技術力向上に努めてまいります。
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