リノシスコーポレーションには、タワーマンションの改修設計に特化した「超高層マンション改修設計室」があります。

専門的な知識やスキルを持つメンバーを選抜し、技術ノウハウの集約と先進的な技術力の探求に日々取り組んでおります。

超高層マンション

今回は、技術継承の取組みの一環として、東京都港区にある40階超タワーマンションの現場見学会を開催しました。

ヘルメットリノビー

参加者は工事監理を担当している課長1名(見学会の企画者でもあります)と、建築技術部から4名、営業部から2名の後輩社員です。

現場事務所

まずは現場事務所で、 本日の見学会の目的であるリフトクライマー(移動式昇降足場) とガイドレール式ゴンドラについて注意事項を確認。

続いていよいよリフトクライマーに乗り込みます。

リフトクライマー

施工面に取り付けた仮設のマストに沿って上下に昇降する作業用デッキには、飛散や落下防止用の養生ネットが取り付けられています。

このネットを緩めて昇降用はしごを架け、バルコニーに立ち入ります。

リフトクライマー作業デッキ
リフトクライマー昇降用はしご

バルコニーを傷つけたり、道具を落としたりしないよう慎重に・・・。

さらに、リフトが1フロア移動するのに約30秒かかるため、通常のマンションで使用する枠組足場と比較すると、どうしても作業時間がかかります。

こちらはガイドレール式ゴンドラです。

ガイドレール式ゴンドラ1
ガイドレール式ゴンドラ2

こちらのマンションでは、複雑な建物形状に合わせて、複数の足場を併用しています。

仮設計画は、ゴンドラメーカーに長年在籍していた技術担当者が立案しました。

豊富な実績に基づく知識で、居住性や費用面を考慮した最適なご提案を実現しております。

屋上はこんなかんじ。

ガイドレール式ゴンドラ3
ガイドレール式ゴンドラ4
ガイドレール式ゴンドラ5

約2時間の現場見学会を終え、参加者からは「通常の足場とは違う難しさを、身をもって理解できた。」「今後の設計に役立てたい。」といった声が聞かれました。

今後も継続的にこうした学びの機会を設けていきたいと思います。

OKリノビー